“重たい靴”を避けてませんか?という話

鉄下駄の画像 靴や足のtips
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当店にお越しいただく方の中でも結構いらっしゃるのが「靴の重たさを見ている」という方。
悪くはないのですが、そんなに重視することでもないよーという話です。

“重たい靴”は悪なのか?

どうも、自分の強みを活かしたいと思っているスタッフ、ヤサクです。



皆様は靴を選ぶ際、なにを基準になさっておりますでしょうか?




当店にふらっとお立ち寄りいただく方でよくお見受けする光景が、
手にとって重さを確認する
ということ。




つまり「軽さ」をみていらっしゃるようなのですが、このチェック法はあまり効果的ではなかったりします。




しかし必要なケースもあったりもしますので、そこんとこご理解いただければ、ちょっと靴屋さんでの靴の見方が変わるのではないでしょうか?っという、今日はそんなお話です。



なぜ”重さ”は当てにならないのか?

「ちょっと何言ってるかわからないです、軽いって良いことじゃないですか!」
と、仰いたくなるのもわかります。




確かに「軽いこと」が一概に悪とは言い切れないですし、




漫画ラッキーマンに出てきた努力マンが履いている鉄下駄みたいな重い靴をわざわざ履くこともありません。
(分かる人には分かれッ!w)




しかし
なぜ重いのか?
なぜ軽いのか?

と考えてみることは決して無駄ではないということです。




そして考えてみると「重い」という特徴は、判断材料としてはちょっと物足りない。
そう言えてしまう理由を列挙してみましょう。


①”腕”と”脚”の筋肉は違う

まず腕と脚では筋肉量が違うということです。
上半身と下半身の違い-大泉学園コモドカイロプラクティック ブログより-




上半身を常に支えている下半身のほうが1つ1つの筋肉の質みたいなものが高いので、重いものを持ち上げるなら下半身の筋肉のほうが楽ということですね。




なので手で持ち上げた時と、履いた時の『重さの印象』が違うので、手で持っただけの「軽さ」でその靴を除外しないほうが良いと思います。



②足を守る機能が盛り込まれている

「重い」ということは単純に考えて「様々なパーツが盛り込まれている」という事が考えられます。




靴には見た目に反して様々なパーツが使われていて、厚かったり密度が高いパーツが多く使われると「重さ」が増します。




しかし例えば履く方の、足の骨のバランスが崩れて歩行に悪影響を及ぼしていたら、多少重くとも潰れない、しっかりとした作りの靴によりバランスが補正され、逆に歩行が楽になったりもします。




なので一概に「重いと疲れるじゃない!」とは言い切れないところなのです。




「手に取っただけでみた重さ」のみで体が楽になるかもしれない可能性を除外してしまうのは、ちょっともったいなくないですか?という事なんですよね。



もちろん例外もあります

とはいえ「重い靴」がNGの方々もいらっしゃいます。

そのような「軽さ」を求める方は例えばどんな方でしょう?


著しく脚の筋力が衰えている方

乳幼児や高齢の筋力がない方、長期の入院や車椅子生活など、何かしらが原因で脚の筋肉が著しく衰えている方は、「軽さ」という条件が上位に来ると思います。

大抵そういった方は「素足での歩行ですら危うい感じがある」と思いますので、「軽さ」は大事な要素になりうるでしょう。

長距離・長時間履く事が前提の方

主にアスリートや、アスリート並みの活動をされている方は、靴の数百グラムの重さがジリジリと体力を削っていきますので、軽さを重視することでしょう。

お仕事用の靴でも、異常なまでの歩行距離や歩行時間であるなら、軽さに注目してもいいかもそれませんが、靴底がゴム底などの重く耐久性があるものでないと、すぐ摩耗してダメになってしまう可能性はあります。
う~ん、ジレンマ…..






以上のように「軽くなくてはダメな方」で無い限り、それほど軽さは注目ポイントではないということです。




正直、普通に不自由なく2足歩行できていて、べらぼうに重い靴でなければ、重量はさほど気にすることでもないということですね。



夢のような素材が爆誕したら話は別

とまぁ「軽さは靴を選ぶうえでそんなに重要な条件じゃないよ」という話をしてきましたが、もしかしたら今後、

堅牢で
耐久性があり
加工度の高く
安価で

めっちゃ軽い!!



みたいな素材ができたら話が変わってくると思います。




要は「全く機能が同じでこっちは軽い。こっちは重い」という2択ならば、「じゃあ軽いほうがええやんけ!」となりますよねw




まぁ中にはそれこそ「鉄下駄」的なトレーニング目的で、好んで重たいものを選ぶ方もいるかもしれませんがw




でもこれさえも予測できません。




こうしたただ単に軽さが違う靴を試した実験で「ある程度重たい靴のほうが健康効果が高い!」みたいな結果になったとしたら…..?




足や靴もまだまだ未知なる部分が多いですからね。
この記事も遅かれ早かれ、時代遅れな議論になってしまうかもしれません。




まぁともかくですね、「重たい靴を避ける前にちょっと考えてみませんか?」というお話でした。




それでは~



























































編集後記と言う名の”駄文”

改めましてどうも。スタッフのヤサクです。




先日ですね。こういう本を買ったんですよ。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0





前々から欲しいなと思ってたんですけど、なかなか手を出さなくてですね。
でも今回最新版が出たということで、ちょっと買ってみたんですよ。




一時期、かなり自分の強みについて悩んでいた時期があったのでw




最近そんな悩みはないんですけども、改めて自分強みと言うのを確認したらどうかなと思って手を出したんですよね。



結構厚い本だなあと思って読むの大変そうだなと思ったんですけど、

実際、これ読んでみるとそんなことはなく、本の一番最後にシリアルコードみたいのがあって、専用サイトにそれを入力した後、30分ぐらいのちょっと長めのアンケートに答えると、34ある資質の中でもっとも自分の強みになる5つの資質を算出してくれるんですね。




で、この本の8割ぐらいはその各資質のことが書いてあるので、実際はその自分のだけ見ればこの本は読み終えたと思っていいと思います。




なので一番時間がかかるのはアンケートで、あとは割とさくっと読める本なんですよね。




実際やってみた感想なんですが、普段ぼんやり「自分ってこういう行動や思考的な癖があるよなぁ」って思ってたことが、強みとして出るっていうのは、結構予想できる範囲だったんですけど、




その強みがどういう風に活かせて、「それはあなただけの『資質』だよ」っていう風に言われると結構自分に自信がついてくるというか、強みとして再認識できるというか、そんな気持ちになりましたね。




自分自身のそういった個性を再認識する、あるいは深掘りするきっかけにしても良いし、このシステム自体は、会社とかチームの運営に生かす、つまりお互いがお互いの強みを知って円滑なコミュニケーションとか、円滑な仕事をしようよっていうふうに役立たれているそうです。




自分の資質・強み5つはこの本の料金だけで分かるのですが、さらに深掘りした弱みとか、強みを10個まで算出したデータというのは+7000円(約50ドル)ぐらいの追加料金が必要みたいなんですけど、チーム運営とかに行き詰まってたりなんかしたら、なかなか悪くない金額じゃないかなと思います。




てなわけでちょっと自分の強みを再確認してみよう思って読んでいた本を話してございました。




それでは~

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